以下はコミックス第５巻「ベルトコンベアには気をつけろ」に収録されました。
　表紙は少年コミックにあるまじきクールなババア！　怖いよ。さりげにキャサリンも宇宙で寝そべってます。表紙をめくると銀の玉（なぜか×２個）の写真と、卑猥なポーズで立つ銀さん。何なんだこの漫画はァァと今更ながら思わせてくれる。質疑応答コーナーは前回叩かれまくったそうで、今回はかなり文字数も増え前進。「担当と気まずくなった」という記述がちょっと心配。まっ、大丈夫だよね、今回「大西担当も男」と持ち上げてるし。最後に載っている『金魂』コミックスカバーは、銀さんがパツキンの歌舞伎町ホスト、新八がケツアゴ（！）になり、神楽が胸もでかいチャイナマフィアの美人ボス（定春猫がｖ）という、本物は買っていないが大西編集の大力作だったようだ。

　以下はコミックス第４巻「親子ってのは嫌なとこばかり似るもんだ」に収録されました。
　今回の見所は、質疑応答コーナーが始まり、読者の切実（？）な質問に対し、空知先生がいかにもやる気なさそうに（？）答えているところ。万事屋の間取りはいいとして、主要キャラのプロフィールを「考えてません」とは恐れいる。でもそれで各キャラの味が出まくってるからさらに恐れいる。キャッツパンチの次元似の彼の名前を教えてくれという答えは、空知先生は楽したかっただけかもしれないが、自分の名前をつけてもらえた当人は涙を流して喜んだと思う。相変らずオマケページに絵は一つもない。「上京し編集部に挨拶に行った時は編集長に「君はまだ新人だから次がある」と始まる前に死刑宣告された」は爆笑＆伝説といえるでしょう。

　以下はコミックス第３巻「考えたら人生ってオッさんになってからの方が長いじゃねーか！　恐っ！！」に収録されました。赤マルジャンプ夏号掲載の『銀魂番外編』も収録。
　表紙をめくるとチャッピー（空知先生が北海道で飼ってた犬？）ネタのダークな小話が…ドラエ…いやチャピえもんが総悟口調になってやがる…。どうでもいいけど、数頁あるオマケページには絵というものが一つもない。アイシを見習えとは言わないが、もうちょっと何か書いてくれても…（涙）。キレたりグチったあげくに、「アレ？終わっちゃった」で締める語りもまあ面白いけど。「こういうのはこれっきりで」と言ってますが、実際に5巻でどうなったかは見てのお楽しみ。

　以下はコミックス第２巻「粘り強さとしつこさは紙一重」に収録されました。読みきり『しろくろ』、赤マルジャンプ掲載の『銀魂番外編』を同時収録。

　空知先生は相変わらず汚い字で「悪の巣窟集英社」「あ、集英社ってヤクザなんだ」「大西逆モヒカン係まで」などと吼えてます（笑）。２週間であの『しろくろ』のネームを切り、描き上げたというのはすごいストーリーテリング能力だと。とみ子と山さん好きですｖ　山さん、銀さんの目が白いだけ。銀さんの「エロ本カモフラ」書店用ＰＯＰも面白かった。私は『銀魂』って別に卑猥な題名じゃないと思うけど。あと漫画賞募集のゴリラ漫画、空知先生がそんなにシャイとは知らなかった。あんちきしょうって（笑）。嘘だろ。

　以下はコミックス第１巻「天然パーマに悪い奴はいない」に収録されました。デビュー作『だんでらいおん』同時収録。現世の霊を成仏させる男女ペアという「blea○h」みたいな話だが、根強い人気を誇るだけありなかなか良い話。

　２ページ余ったという巻末には、『銀魂』誕生における担当者との赤裸々なやり取りが。新撰組パロディは大河ドラマへの便乗とはっきり言いきる担当大西氏と空知先生の勇気に栄光あれ。「そんなあからさまな便乗できるわけねーだろモンチッチよォォォ！」「誰がモンチッチだァァァ！！　大体てめーもハリーに便乗しようとしてんだろ」「ハリーはいいんだよ！外人だから」　これを読むだけでも本編と同じくらい面白い。