チャイナ姿の怪力娘。傭兵部族「夜兎（やと）」の出身でヤクザの用心棒に雇われていたが、逃げ出して銀時の万事屋に厄介になる（第三訓）。語尾は「ヨ」「アル」「ネ」。最初は、万事屋の飯を喰らい尽くしたり、銀時の指を突き指（？）させたりと破壊的だったが、以後は「銀ちゃん、銀ちゃん」とそれなりに仲良くなついている。新八のことはナメている。定春（巨大犬）を可愛がっている。

攘夷派志士。天人が幕府の中枢を握る現在はテロリストとして、幕府側の警察（真選組）に追われている。銀時とは古い知り合い。共に攘夷戦争に参加していた。長い黒髪にいつも和装、銀時がつけたあだ名は「ヅラ」。そのニックネームで呼ばれるとアッパーカットをくらわして怒る。 　
「一刻を争うというのに」というわりには茶菓子を持参、定春にかじられていた（第十二訓）。宇宙海賊“春雨”の船に乗り込むときには、海賊姿にコスプレして、「ヅラじゃない。キャプテンカツーラだ」と繰り返していた。長谷川のタクシーに乗ったときは「日本の夜明けまで」と言ってみたり。彼なりの理想と志を持ちながら、シリアスなのかギャグなのか分からない（たぶん後者だろう）素敵なキャラ。

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桂いわく、「京女だけでなく女子はみんなネチネチしている。」（第六訓）

神楽は好きなときにゲロ吐けるらしい。とんだヒロインだ。テロリストの嫌疑で三日間取調べされ、頭にきた銀時が釈放時警察所の前に「ションベンかけていこう。」というのにならって吐いていた。新八「器の小さいテロすんじゃねェェ！！」（第七訓）

新八とお妙の父親が残した剣術道場。維新後の道場なんて「るろ剣」みたいだが、その後この設定はほとんど生かされていない。第八訓の冒頭でも分かるように、新八の家は敷地だけは広い。

アイドルグループ「反侍（はんさむ）」のリーダー。第十九訓でお通との熱愛関係を噂された。来年の大河ドラマの出演が決まっているらしい。ルックスは文句なしのイケメンだが、語尾が「ござる」の上、神楽に「チャラ男」と一蹴された。「僕だって君と離れたくはないでござる」（第十九訓）など真面目な顔でしゃべるほど笑える。今度はるろ剣のパロディじゃないだろうなオィ……。しかし、面白いキャラなので再登場を望みたい。

『銀魂』でしばしば登場人物が使う言葉。たまにすごくノリよくて好き。第一訓で、お巡りさん「そこのノーヘル止まれコノヤロー、道路交通法違反だコノヤロー」を発音してみて、どうでもいいセリフなのにすばらしいと。近藤「聞いて驚けコノヤロー」（第十五訓）などもある。

真選組の局長。お妙さんに熱愛ストーカー中。お妙さんをめぐって銀時と決闘したが、銀時の姑息な手段に敗れた（第八訓）。しかし、銀時のことは戦ってみたいと言う総悟に「やめとけお前でもキツいぞ」と諭すなど、かなり買っているとみえる（第九訓）。義理堅く、天人のことしか考えていない幕府にも忠義を尽くそうとする。沖田いわく、「底無しのお人よし」、「他人のイイところ見つけるのは得意だが、悪いところを見ようとしねェ」（第十五訓）。ゴロツキだった新撰組隊士たちを拾って面倒を見、廃刀令の中、幕府に「真選組」の職を見つけて再び刀を持てるようにしてやった。そのため、とりわけ土方と沖田には、この人がいるから真選組にいるというくらい慕われている。土方「俺の大将はあの頃からこいつ（近藤）だけだよ」（第十五訓）。こうして書いてみると、ストーカー男のイメージとのギャップが激しい。