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ファミレス「でにいず」でフリーターをしていたが、第一訓で銀時の何かに惚れ、「万事屋」入りした。第一巻の空知先生のお言葉、「見たこともないハリー・ポッターをうっすら宇部だけパクり……」とは、このキャラのことか。見たこともないだけあって、めがねと髪型以外は雰囲気のかけらもない。
実家は剣術道場で、強烈なお姉さん（お妙さん）がいる。「剣術しかやってこなかったものですから」と第一訓で言うわりには、その後剣術を振るうでもなく、むしろ町人の丁稚のような雰囲気がただよう。万事屋一行唯一の常識人なので、銀時、神楽がはっちゃけるほど、ツッコミに忙しくなる。寺門通親衛隊長として登場したときだけは自らギャグに回った（第七訓）。しかし、その後同じく親衛隊長として何気に男の株を上げた（第十九訓）。

桂がターミナル爆破のために用意していたが、神楽がスイッチを押してしまい、銀時が空中で爆破させた。（第六訓）　どう考えてもターミナル爆破には威力不足の感が。

銀時は「いい年こいて」少年ジャンプの愛読者。つまり、『銀魂』世界では、ジャンプが発売されている（笑）。土曜発売のジャンプに気をつけろとタイトルにもなっているし（第三訓）。第十四訓での、銀時とキャプテンカツーラのセリフ、「幼い頃から海賊になるのを夢見てた」「失われた“ワンパーク”」は、二人がジャンプでワン○ースを読んでいるからこそのセリフなのかも。
→漫画のメタパロディ

二十年前の天人（あまんと）襲来の時に始まった、天人を排そうという運動。天人が幕府と結んで権力の中枢を握ると、主だった攘夷志士たちは大量粛清された。現在は桂が率いる組織のほか、第十五訓で近藤を狙撃した“廻天党”などの集団が地下に潜って活動を続けている。

武装警察。反乱分子を即時処分する対テロ用特殊部隊。
そのわりには、まったりダラダラした日常を送っている。花見などの行事も楽しげにこなす。隊長以上は黒の洋装に襟元にスカーフというおしゃれな制服。ヒラは制服が違うが、いずれにせよ夏もあのままじゃ相当暑いだろう。日本刀と近未来火器を両方携帯する不思議な集団。史実の「新撰組」とは漢字が違う。要するに「新撰組」の人気にあやかったパロディ。しかし、こんなに明るい「パラレルワールド新撰組」が見られて嬉しく思っている史実の「新撰組」ファンもきっといるだろう。以下の主要メンバー以外は、皆驚くほどの悪相。まるでチンピラ。
→近藤（局長）、 土方（副長）、 沖田総悟（隊長）、 山崎

真選組の屯所の冷蔵庫に入っていただけのただのソーセージ。「叩いてかぶってジャンケンポン」大会で、万事屋側が勝った場合の賞品となった。山崎「じゃ君らには＋（プラス）真選組ソーセージだ！」　　銀時「ソーセージだってよ。気張ってこーぜ」（第十七訓）

『銀魂』の作者。2002年6月期の「天下一漫画賞」佳作受賞作『だんでらいおん』でデビュー（２３歳）。ジャンプの巻末には毎回ゴリラの似顔絵で登場する。『銀魂』の前に３本の漫画を描いたというが、それでジャンプの連載を獲得でき、その『銀魂』がたぶん３巻以上続くなら相当運がいい、いや、才能があるといえよう。担当大西氏とのやりとりは一部に有名。どう考えても仲が良いとしか思えない。

北海道の地域名の一つ。札幌と旭川の間、岩見沢あたりの地域を指す。空知先生のペンネームとの関連は不明。