『銀魂』には、登場人物たちが漫画の中にいることを知っているような発言がよく出てくる。
銀時「俺もあの……登場シーンだったんで、ちょっとはしゃいでたっていうか……」(第一訓)
土方「あの野郎、わずかニ、三話で人のこと忘れやがって」(第九訓)
新八「オイぃぃ、駄キャラが無駄にシーン使うんじゃねーよ!!」(第十二訓)
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ジャンプ
銀時の目はたびたび話題になっている。土方「死んだ魚のような瞳(め)ェしやがって」に対し、銀時「いいんだよ。いざという時はキラめくから」(第六訓)。タクシー運転手になった長谷川は、「どいつもこいつも眼ににごりがねェ」と言いながら(このときの沖田に濁りないのかという気もするが)、銀時には「いや違うよーな気がする。だってこの漫画で眼が濁ってんの俺とお前だけだもん」(第十六訓)。銀さんは普段よほど生気のない目をしているようだ。